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患者様の一人ひとりと向き合い、依頼や相談を受けやすい看護師を目指します。

実習生

又田 早 さん

福岡県明光学園高等学校出身
聖マリア学院大学 看護学部看護学科

実習では、ひとりの患者様を受け持たせていただきます。バイタルサイン(血圧・体温・脈拍・呼吸数)の測定を毎日行い、値の変化を観察したり、問診、聴診、打診、触診といったフィジカルアセスメント技術を用いて患者様の状態をアセスメントします。そして指導者の付き添いのもと処置ケアに同行します。見当識障害がある患者様にカレンダーを作成し、毎日、日付を確認する介入を行った際には、カレンダーを何度も見てとても喜んでいただき、見当識の回復が見られたときはとても嬉しかったです。
実習前には、実習先にどんな疾患をもった患者様が多いのかを事前に教えていただくので、その治療について勉強して実習に行きました。また、バイタルサイン測定、聴診、打診、触診といったフィジカルアセスメントなどの基本的な看護ケアを復習しました。そして患者様の状態をアセスメントするためにどのような質問をすれば良いのかと問診の準備をしました。複雑に関係している原因と疾患を整理して関連図に表していくことがとても難しかったです。

実習に行く前はとても緊張していて、患者様のために何かしようと必死でした。しかし、患者様から「あなたの顔を見るだけで落ち着く、いてくれるだけで安心するから」という嬉しい言葉をかけていただき、何かケアを提供することだけが全てではないと学びました。
実習を経験して、もっと知識や技術を持ち、余裕を持って患者様に関わることができたら、もう少し患者様のためになる看護介入ができたのではないかと反省しています。私の目標は、患者様との時間を大切にして、患者様一人ひとりと向き合い、依頼や相談を受けやすい看護師になることです。忙しい業務の中でも患者様やその家族に寄り添えるようにしっかりと知識や技術を身につけていきたいと思います。