【1年生】召命のつどいが執り行われました

「いのちの奉仕者」へと招かれている人々、特に4月に入学した看護学部1年生とともに、1年生のために祈るひとときを本学では「召命のつどい」と名付け、毎年10月に執り行っています。

新型コロナウイルス感染症の影響で今年もオンラインでの開催となりましたが、後期初日である101日に看護学部1年生110名全員が揃い、自分がいただいている命の恵みに感謝するとともに、他者のために自分を生かす「カトリックの愛の精神」のもと看護の道を心新たに歩み始めました。

「召命のつどい」を終えた今の気持ちを看護学部1年・渡邉里奈さんに綴っていただきましたので、ご紹介いたします。

聖マリア学院大学での初めての行事の一つである「召命のつどい」に参加してみて、聖マリア学院大学の一学生であることを実感しました。4月に入学を迎え、大学生活の期待や不安など様々な思いを抱えながらも、登校をきっかけに新しい友達との出会いや大学の雰囲気を感じることができて楽しかったです。しかし、緊急事態宣言により、オンライン授業になったことで友達との関わりが減り、自分が思い描いていた大学生活の充実感に不満を感じていました。

こんなときに、「召命のつどい」という行事をきっかけに看護を共に目指す仲間の姿を画面越しに見ることができ、同じ大学に縁があって出逢えた仲間との出会いに感謝しなければならないと感じました。また、先輩方の「召命のつどい」の動画を見て、呼名や聖書朗読だけでなく、一人一人がろうそくに火を灯して与えられた命に感謝する時間があることを知り、110人の誰一人も欠けてはいけない存在であると共に、自分自身もその中にいるという居場所をしっかり感じることができる大切な行事だと感じました。

また、司式してくださった寺浜神父様のお話の中で東日本大震災の被災者の方が「これからの人生を大切に生きさせていただきます。」とおっしゃったという点が私はとても印象に強く残りました。今の自分が生きていることはたくさんの人々の犠牲や支えがあり、当たり前のように口にしている「生きる」という言葉にはとても大きな意味があると考えさせられました。これから、様々な人と関わっていく中で出会いと別れを何度も経験していくと思うため、命の尊さを忘れずに今後の生活を送っていきたいと思いました。